【ジャマイカ旅行記9】男性が複数の女性と関係を持つ?頑張れシングルマザー!

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オショリオスへの道は続く。

その間、ウィルソンはぼちぼちと話題を提供してくる。無口な男ではあるが観光ガイドとしてのポイントは抑えている。

『ローズ・ホール・グレート・ハウス』という
プランテーションの敷地にある大きな屋敷の前を通り過ぎる。

ウィルソン曰く、『魔女(オバケ)』の伝説で有名だ。 18歳の時にアイルランドから嫁いできたAnnieという女性の話。

結婚して最初の夫を三年後に毒殺し、ついで二番目、三番目の夫も次々に殺してしまい、それでも飽き足らず、浮気相手の黒人奴隷たちも彼女の犠牲になったという・・・

最終的には、奴隷の手によって処刑されたそうで、今でも『ホワイト・ウィッチ』と呼ばれる幽霊が現れるのだそうだ。

話はそれますが、ジャマイカは、男性の数が女性の数に比べかなり少ないらしく、男女関係においては、男性の希少価値が高いのだという。

男性が複数の女性と関係を持つようなことが多く、恋愛、結婚においてもその傾向は引き継がれ、シングルマザーも多いのだという。働くのも男ではなく女。

実際に、結婚した新郎の家族もそうでした。
公式ではないけれど、一夫多妻制のような雰囲気が社会的に緩やかに認められているのではないかと思わせるような一面があった。

一人の現地人から聞いた話なので嘘か真か知らないけれど、売春するののも、女が買い手、男が売り手のケースが結構多いということだ。

恋愛の価値観、結婚の価値観というものは、社会の観念や文化が異なれば当然違ってくるものだとは思うけれど、男性が去ったあとに残されたシングルマザーのどこか陰のある顔を見ているとジャマイカのそのような風習はあまり尊敬できるものではないと思った。

きれいごとに聞こえるかもしれないけれど、誰か一人を本気で考えるならば、その人を離れることなんてとても考えられないことだし、結婚して家族を築き始めている途中で、尻を追いかけて他の場所へ消えてしまうのは、とても本能的で動物的だけれど、人間的ではないと思った。