【外資系金融の終わり】いくつのショックを乗り越えたら気が済むのだろうか【次はコロナショック】

書評

リーマンショック直後に読んだ「外資系金融の終わり」という本を読みました。
リーマンショックは2008年に置きた米系大手金融機関であるリーマンブラザーズの破綻をきっかけに世界を襲った危機のあとのクライシスを事実ベースで綴ったものです。(あれからもう10年以上経ったのか…)

外資系の金融機関のマネーゲームえげつなさ、今ではおそらく考えられない年収、国家の中央銀行も巻き込んだスキーム、裏社会、頭のいい人が考えたビジネスモデル、金融コングロマリッドが狙っている世界、、、などなど金融業界に身を置かなくても具体的にその様子をイメージし、ある意味で震え上がることができます(笑)

考えてみれば、2000年代に入ってから耳にした「ショック」は私の知る限りはこんな感じです。

✔ ライブドアショック(2006)
✔ サブプライムショック(2007)
✔ パリバショック(2007)
✔ リーマンショック(2008)
✔ ギリシャショック(2008)
✔ 東日本大震災(2011)
✔ そして・・・・今回のコロナショック(2020)

「ショック」ってつければ、ビビッて縮こまる。特に日本人。カタカナ+ショックというこのマジックワードは人の心理を強く刺激すると思います。マスコミもバズワードとして使いやすい。

今後いくつのショックを乗り越えれば平和になるのかわからないですが、個人的には2000年になり社会人になってほぼずっとショックが続いているので、ショックに対応している状況=ノーマルとなっている感覚です。

そのうち、XXXショックではなくて、〇〇〇ノーマルというとらえ方が世の中に広まるかもしれないですね。
例えば、今年のアメリカ大統領選挙で、トランプさんではないスーパーマンで聖人のような人が当選して(仮にマイケルさんとする)、世界を安定させたときに、「マイケルノーマル」がやってきたみたいに報道されたりして(笑い)

いずれにしても、僕たちがショックの間にできることは、主体的に将来を冷静に見つめて実力を蓄えること。私は、最近、楽天で買ったブルートゥースでつながるスピーカーにSpotifyをつないで、読書やらプログラミング学習に励んでいきたいと思います。