【ジャマイカ旅行記4】 アキ&ソルトフィッシュ

旅行



目が覚めると窓から潮の香りと波の音がが入ってきた。

僕は山の中で育ったので海に近い環境には慣れていないせいか、 日常の感覚とは遠い不思議な気分。

とりあえず部屋にあるコーヒーを飲むことに。 普段はあまり朝食を食べないのだが、 コーヒーが胃袋を刺激したのかすぐに腹の虫が鳴りだした。

朝食を食べよう! メニューを見てもよくわからないので、 『ジャマイカスペシャル』というものをオーダー。

迷った時は、このような選択しやすいものがあると便利である。

スパイスのよく効いたジャークソーセージとスライス。 (朝なのにビールが無性に飲みたくなった。) アキ&ソルトフィッシュ。 (ジャマイカの代表的な料理である。 アキとはジャマイカ特有の木の実で生で食べると毒があるが 火を通すとちょうどスクランブルエッグのようになる。 タラのような塩づけの魚とミックスすると食欲をそそる一品となる)

朝食の後はビーチへ。 COYABAホテルは敷地内に広いビーチがあり、 見たこともない真っ白な砂、 完璧なオーシャンブルーを望むことができる。

ホテルの正面からまっすぐに突き出した桟橋がよい。ビーチのいすに寝転びながら持参したレゲエを聴いてみる。

せっかくジャマイカに行くのだからと、もともとレゲエに対する興味は全く持ち合わせない僕であるが、 ジャマイカの空気の中で聴くと不思議と心に染みてきて、この雰囲気にはこの音楽しか似合わないということを実感する。

風土が生む音楽。 ジャマイカ特有のレッドストライプというビールを飲みながら、太陽の動き、白い砂に溶け込むような白いカニ、 時折様子を伺いにやってくるペリカンを気にしている。 午後の時間がゆっくり流れていく。至福の時間。